富士通 ESPRIMO D583/JのWindows10が遅いため、MVNeSSD追加、メモリ追加、およびClover EFI + MVNe SSDでSSDから起動できるようにして高速SSDに対応します。
変更前のハードウェアスペック
CPU | Intel Core i5-4590 3.30GHz |
メモリ | 8GB(4GB × 2) |
ストレージ | HDD 500GB × 1 |
変更後のハードウェアスペック
CPU | Intel Core i5-4590 3.30GHz |
メモリ | SP016GBLTU160N22 シリコンパワー PC3-12800 DDR3 SDRAM DIMM 8GB×2枚 8GB× 2を追加し合計24GB |
ストレージ | CRUCIAL MVNe M.2 2280 PCIe Gen3 CT500P5SSD8JP SSD 500GBに交換 |
ストレージ | SanDISK ULTRA Fit SDCZ430-016G-G46 Clover UEFI BOOT用 16GB USBメモリを追加 |
その他 | ライザーカード交換 |
ライザーカードを更新してMVNe SSDを取り付けます。
Windows10インストールUSB作成
USBメモリからWindows10のインストールが起動できるようにするソフト「Rufus」を使います。
Rufusは下記URLからダウンロードします。
https://rufus.ie/ja/
Rufusを起動します。
「選択」から「ダウンロード」を選択します。
「ダウンロード」を押します。
バージョンに「Windows 10」が選択された状態で[続ける]を押します。
リリースに最新バージョンが選択された状態で[続ける]を押します。
エディションに「Windows 10 Home/Pro」が選択された状態で[続ける]を押します。
言語に「日本語」が選択された状態で[続ける]を押します。
アーキテクチャに「x64」が選択された状態で[ダウンロード]を押します。
ダウンロード先を指定するダイアログが表示されるので[保存]を押します。
ダウンロードが完了するまで待ちます。
ダウンロードが完了したらUSBメモリを挿入し[スタート]を押します。
[OK]を押します。
完了したら[閉じる]を押してUSBメモリを抜き取ります。
Clover EFI bootloader USB作成
ISOファイルをダウンロードしますので下記URLを開きます。
https://sourceforge.net/projects/cloverefiboot/
「Files」を押し「Bootable_ISO」を選択します。
「CloverISO-5070.tar.lzma」をクリックしてダウンロードします。
ダウンロードした「CloverISO-5070.tar.lzma」を解凍して「Clover-v2.5k-5070-X64.iso」を展開します。
RufusでBootUSBを作成しますのでUSBメモリをパソコンに接続してRufusを起動し「選択」を押します。
先ほど展開した「Clover-v2.5k-5070-X64.iso」を選択します。
[スタート]を押します。
[OK]を押します。
完了したら[閉じる]を押します。
作成したUSBメモリをエクスプローラで開き「/CLOVER/drivers/off/NvmExpressDxe.efi」が格納されていることを確認します。
「NvmExpressDxe.efi」を「/CLOVER/drivers/BIOS/NvmExpressDxe.efi」にコピーします。
「NvmExpressDxe.efi」を「/CLOVER/drivers/UEFI/NvmExpressDxe.efi」にコピーします。
Clover EFI bootloader USBから起動
富士通ESPRIMOに作成した「Clover EFI bootloader USB」を接続して電源を入れFUJITSUのロゴ画面で[F2]を押します。
Windows10インストール
富士通ESPRIMOに作成した「Windows10インストールUSB」と「Clover EFI bootloader USB」を接続して電源を入れFUJITSUのロゴ画面で[F12]を押します。
Windows10インストールUSB(ここではJetFlashTS8G)を選択しEnterを押します。
(上からWDC WD5000AAKX:もとから入っていたHDD、USB:Clover EFIの入ったUSB、JetFlashTS8G:Windows10インストールUSBです。)
Windowsセットアップが起動しますので[次へ]を押します。
「今すぐインストールする」を押します。
「同意します」にレ点を付け[次へ]を押します。
「カスタム:Windowsのみをインストールする」を選択します。
MVNe SSDから起動できるようにするためSSDをMBR形式からGPT形式に変換します。
この画面で[Shift]キー+[F10]キーを押します。
コマンド入力画面が表示されます。
“diskpart”と入力します。
“list disk”と入力します。
ディスク0:HDD、ディスク1:SSD、ディスク2:CloverEFIのUSB、ディスク3:Windows10インストールUSBです。
ディスク1のGPTに”*”が表示されていないのでMBR形式になっています。
”select disk 1”と入力します。
”detail disk”と入力します。
CT500P5SSD8と表示されSSDであることを確認します。
”convert gpt”と入力します。
正常に変換できたので[×]で閉じます。
ドライブ1を選択し[次へ]を押します。
インストールが始まるので終わるまで待ちます。
Windows10インストールUSBの抜き取り再起動します。
Clover EFI Boot設定
ロゴ画面で[F1]を押します。
BIOS設定画面が表示されます。
[→]キーで「詳細」を選択し「起動デバイスの優先順位」を選択して[Enter]キーを押します。
「ハードディスクドライブ」を選択し[Enter]キーを押します。
「USB」を選択し[Enter]キーを押します。
[F10]キーを押し「はい」を選択し[Enter]キーを押します。
再起動しCloverEFIが起動します。
「Boot Microsoft EFI boot from EFI」を選択し[Enter]キーを押します。
Windows10が起動しますのであとは通常のインストール手順通りにインストールします。
SSDの速度
内蔵されていたHDDの速度
新しく取り付けたSSD
今までより20倍以上の速さが出てそうです。